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星嶋 すみれ Lemna(レムナ)

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星嶋 すみれ

Cast a spell !!

Lemna(レムナ)

サイズ:立たせた場合、全長約15.5cm
重さ:約52g

説明:嵐で流されてしまうも、世界の広さを知った浮草の精霊レムナ。おんなのこ。
お迎えくださった方には、レムナの小瓶入りの秘密
「ちいさなおはなし」をお付けします。

★レムナのちいさなおはなし★

清潔で穏やかな流れの小川で、のんびりとぷかぷか浮いて過ごす世界はレムナにとって心地よく、特別ほしいものや駆り立てられる気持ちもありませんでした。

ある時嵐によって川の流れが急激に変わりました。
レムナと仲間たちの抵抗むなしく、速い流れに乗って下流へ流され、気付いたころにはレムナ一人ぼっちで浅瀬に打ち上げられていたのです。
レムナは呆然としました。たった一人でこの先どうしたらいいというのでしょうか。

レムナは泣き出しそうになるのをこらえて、根っこで地面に乗り上げ体で息をすると、不思議と力が湧いてきて気が付くとレムナは両足で立っていたのです。
レムナは初めて心が駆り立てられるのを感じました。
水辺を離れる前に、自分が浮草であることを忘れないように、自分の体から古い葉を一枚取り去ると首から下げました。

レムナは川の流れに逆らって上流を目指そうと思い、山を登り始めた中で様々なものを見ました。
自分が想像もできなかった不思議な世界を家や家族と引き換えに知ることとなったと気づき、複雑で悲しい気持ちでしたが、同じくらいこの世界が美しく見えました。
葉を広げた大樹の群れ、足元にリズムよく生まれたキノコたち、器用に間を縫って飛ぶ鳥や矢のように速く走るキツネなど、自分の棲み処にいては眺めることができなかった大きな世界がありました。

レムナは我慢できず泣いて、涙で一層輝いて見える森の中を夢中で走りました。
自分の体がこんなにも軽く、風を受けて揺れる葉の心地よさをどんな気持ちで受け止めたらいいのでしょうか。
レムナが疲れに思わず腰かけた岩の下で、誰かがレムナを呼びました。
それは嵐ではぐれた仲間たちの姿だったのです。
彼らは運よく岩の隅に入り込み、皆とはぐれずに済んだというのです。
レムナは懐かしい顔にうれしくなり、その場ではねて喜びました。
足を生やしたレムナを皆は驚いた顔で見ましたが、やがて喜びに同調した彼らも気付けば足を生やしてその場で回って踊り始めました。
レムナの世界は、仲間がいることでより美しく見えると知ったのでした。

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